格安SIMが3Gになる?MVNOと3G・4G・LTEの関係

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3Gの電波塔

「格安SIMは3G回線を使っているから通信速度が遅いの?」このような疑問をお持ちではないでしょうか?

格安SIMは4G対応をしており、通信速度がキャリア契約のスマートフォンと比較して遅いのは、3Gなどの移動通信規格のせいではありません。

格安SIMを入れたスマートフォンに3Gと表示される場合があるのは、4G回線よりも3G回線の方が適している状況となっているからです。

本記事では、格安SIMと3G/4G/LTEの関係性について詳しくご紹介していきます。格安SIMで「3G」と表示されてなぜ?と疑問に思っている方、格安SIMの通信速度が遅いのは3G回線だからなのでは?と考えている方は、本記事を参考にしてください。

格安SIMと3Gの関係

格安SIMが3Gか疑問に思う女性

格安SIMは大手キャリアと契約したスマートフォンと比較して、通信速度が若干劣る場合があります。しかし、これは3Gや4Gなどの通信規格の違いによるものではありません。

格安SIMは下記のように、大手キャリアの回線の一部を借りてサービスを提供しております。そのため、借りている帯域と利用者のバランスによって、通信速度の速さに違いが出るのです。

格安SIMはLTEに対応している

格安SIMはLTE(4G)に対応しているMVNOがほとんどです。端末セットで格安SIMを提供しているMVNOもありますが、中古市場に出回っているスマートフォン端末においても、4G対応端末であることがスタンダードとなっているため、格安SIMに乗り換えたとしても継続してLTE(4G)を利用することができます。

3G回線サービスを利用しているのは「@モバイルくん。」

3G回線サービスを提供しているのは、格安SIMの中でも「@モバイルくん。」のみとなっています。どうしても3G回線の格安SIMを利用したい場合には、「@モバイルくん。」を利用すると良いでしょう。

料金の違いはないためLTEを利用した方が良い

また、3G回線だからといって利用料金が安くなっているわけではありません。そのため、より安い料金で格安SIMを利用したいという目的で、3G回線サービスを探す必要はありません。

現在はデータ専用SIMであれば毎月1,000円以下で利用できる格安SIMのプランも提供されています。キャンペーンなどを活用すればより安い料金で利用することも可能です。

3G、4G、LTEの違い

3Gと4GとLTEは移動通信規格

ここからは3G、4G、LTEの違いについて具体的に見ていきましょう。

「G」は「Generetion」の略でモバイル通信規格を表す

3Gや4Gなどの「G」は「Generation」=世代の略であり、移動通信規格の世代のことを表しています。通信容量などで「GB」などの表記がありますが、これはデータ容量を表しており、3Gなどの「G」とは異なりますのでご注意ください。

3Gや4G、LTEなどの移動通信規格について理解するために、日本の移動通信規格の歴史について振り返りましょう。

2000年に3Gが登場して高速通信が可能に

日本においては、2000年に3Gが登場し、高速通信が可能となり、docomoやau、J-PHONE(後にsoftbankに名称変更)がなどが商用サービスを展開していきました。

この時期にはまだ現在のスマートフォンは登場しておらず、インターネットもテキストが中心となっており、画像や動画などの表示には時間がかかっていた状態です。

2010年にLTEが登場しさらに高速通信が可能に

2010年にはLTEが登場し、さらに高速通信が可能となり、動画などのマルチメディアがインターネット上で多く取り扱われるようになりました。ちなみにLTEは「Long Term Evolution」の略であり、厳密には3.9Gに該当致しますが、国際電気通信連合が「4G」と認めたため、4Gと認知されています。

4GにはLTEだけでなく、後継規格のLTE-Advancedや、Wimax、Wimax2も含まれます。4G世代では50Mbpsから1Gbpsの超高速通信が実現可能となっています。

3Gと4Gの通信速度の違い

スマートフォンを利用する場合の3G・4Gの通信速度の違いはおよそ下記のようになっています。

  • 3G:数Mbps~14Mbps
  • 4G:75~100Mbps

現在のWebサービスやサイトはどれも通信速度を要求する水準が高くなってきていますので、基本的には3G回線での利用では、かなり不便さを感じてしまうことになるでしょう。

動画や音楽などのストリーミングサービスは、4Gの通信回線があるからこそ実現できているサービスなのです。

格安SIMで「3G」になることがある理由

3Gと表示されて悩む子供

格安SIMを利用している中で「3G」と表示されることもあるでしょう。これは、格安SIMが3G回線専用のサービスなのではなく、4G回線よりも3G回線の方が適している場合に切り替わっている状況です。

4Gは高速通信だが障害物に弱い

4Gは高速通信を実現することができましたが、障害物に弱いというメリットがあります。例えば建物に囲まれた場所や建物内ですと、電波が反射してしまい、うまく通信環境にアクセスすることができない場合があります。

3Gは通信速度は遅いが障害物に強く建物内でもOK

3G回線は4G回線と比較して通信速度は劣りますが、反対に障害物に強いため建物内にいても安定して通信環境にアクセスすることができます。

そのため、4G回線へのアクセスが難しい場合に自動的に3G回線の通信環境へのアクセスを試みるようになっており、この時に格安SIMを入れているスマートフォンに「3G」と表示される場合があります。

音声通話や繋がりにくい場所では「3G」に切り替わることもある

特に音声通話については、4Gと表示されていても実際には3G回線を利用している場合が多くあります。スマートフォンに3Gと表示されていても、特に問題はありませんのでご安心ください。

格安SIMは3Gなど気にせず最新機能を利用できる

格安SIMは、確かに大手キャリアで契約しているスマートフォンと比較して、通信速度が遅い場合が多いです。しかしそれは3Gなどの移動通信規格の違いにあるのではなく、借りている帯域と利用者のバランスの関係性にあります。

そのため、「Y!mobile」や「U-mobile」「UQ mobile」「IIJmio」などの格安SIMの中でも通信速度の早いMVNOを利用すれば、通信速度で悩むことなく快適に安くスマートフォンを利用することができるようになります。

格安SIMは3G回線しか利用できないの?と不安に感じていた方は、本記事を参考に格安SIMと3Gの関係性についてマスターしていってくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加