
「楽天モバイルの料金って安いの?最低契約期間や違約金はある?」とお考えではないでしょうか?
楽天モバイルは、大手キャリアと比較すると非常に安い料金でスマートフォンが利用できるようになる格安SIMです。楽天会員になるとさらにお得な料金に割引されるため、楽天市場などの楽天関連サービスを利用されている方に特におすすめしたいMVNOとなっています。
本記事では、楽天モバイルの料金について、2つの料金プランの特徴、最低契約期間と違約金、他の人気格安SIMとの料金比較、料金の支払い方法についてご紹介していきます。楽天モバイルの料金がどの程度の水準なのか知りたい方は、是非本記事を参考にしてみてください。
楽天モバイルには2つの料金プランがある
楽天モバイルには次の2つの料金プランが用意されています。
- スーパーホーダイ
- 組み合わせプラン
「スーパーホーダイ」は国内通話が10分かけ放題になるプランが標準掲載されており、月間通信容量を使い切った場合でも「最大1Mbps」の通信速度が利用できるという特徴があります。
また、「組み合わせプラン」はデータ通信利用が中心の人向けの料金プランとなっており、自由に通話機能やSMS機能など自由に組み合わせることができ、よりリーズナブルな価格で利用できる格安SIMとなっています。
「スーパーホーダイ」プランの料金と最低契約期間・特徴
まずは楽天モバイルの「スーパーホーダイ」プランの詳細について見ていきましょう。「スーパーホーダイ」プランには下記の特徴があります。
- 国内通話が10分かけ放題
- 契約した月間通信容量を使い切っても最大1Mbpsの通信回線を利用できる
- 楽天モバイル契約者の80%以上が選んでいる
- docomo回線のみ
- M/L/LLプランは初月料金がSプランの料金が適用
楽天モバイルは格安SIMの中で最もシェアの高いサービスであり、その中で80%の人が選んでいる料金プランとなりますので、国内で最も利用者の多い格安SIMの料金プランともいうことができます。
最大の特徴は月間容量を使い切ったあとでも、通信速度1Mbpsを維持できるという点です。多くの格安SIMでは通信容量を使い切ると200~300kbps程度の低速モードに切り替わります。しかし、楽天モバイルにおいては低速モードでも1Mbpsが利用できるため、継続して問題なくスマートフォンを利用できます。
料金体系を比較すると、他の格安SIMよりも若干高い傾向にありますが、このサービスの充実度合いが楽天モバイルの満足度を向上させ、結果として選ばれる格安SIMとなっています。
「スーパーホーダイ」の料金プラン
楽天モバイルの「スーパーホーダイ」の料金プランは下記の通りです。
プラン名 | データ容量 | 月額料金(通常会員) | 月額料金(楽天会員) | 月額料金(ダイヤモンド会員) |
---|---|---|---|---|
プランS | 2GB | 2,980円 | 1,480円 | 980円 |
プランM | 6GB | 3,980円 | 2,480円 | 1,980円 |
プランL | 14GB | 5,980円 | 4,480円 | 3,980円 |
プランLL | 24GB | 6,980円 | 5,480円 | 4,980円 |
楽天会員やそのダイヤモンド会員になると、1年目の月額料金が1,500円、2,000円と大幅割引されます。特に楽天会員は無料ですぐに登録することができますので、楽天モバイルを利用する場合には、まずは楽天会員になることを強くお勧めします。
「スーパーホーダイ」を2年利用した場合の料金
楽天モバイルの「スーパーホーダイ」は、1年目は大幅割引されます。1年終了した段階で他の格安SIMに乗り換えても良いですが、MNP転出費用や登録の際の事務手数料を考えると、継続利用する方が面倒臭さもなく楽です。
その場合は、2年程度の長期間の比較で他の格安SIMの料金との違いについて知っておくことが大切になります。楽天モバイルを2年利用した場合の料金は下記のようになっています。
プラン名 | 通常会員 | 楽天会員 | ダイヤモンド会員 |
---|---|---|---|
プランS | 71,520円 | 53,520円 | 47,520円 |
プランM | 95,520円 | 77,520円 | 71,520円 |
プランL | 143,520円 | 125,520円 | 119,520円 |
プランLL | 167,520円 | 149,520円 | 143,520円 |
「スーパーホーダイ」の通話料金
楽天モバイル「スーパーホーダイ」プランでは、「楽天でんわ」経由で利用することが前提にはなりますが、国内電話が1回10分まで無料で「かけ放題」となっています。
そのため、通話を利用する機会が多い方でも、「スーパーホーダイ」プランを選んでおけば、10分までであれば何度でも無料ですので、気兼ねなく通話機能を利用することができます。
また、10分を超えた場合においても、楽天でんわ経由であれば「10円/30秒」で利用することができます。
「スーパーホーダイ」の最低契約期間と解約金
楽天モバイルは、2019年10月1日以降の申し込みにいては、最低契約期間と違約金が全て撤廃され、登録後いつでも解約することができるようになりました。
もちろん新しい格安SIMに乗り換える際には、MNP転出費用と新しい格安SIMの登録事務手数料で5,000~6,000円程度かかるため、頻繁に乗り換えをすることは料金の面でもお勧めできません。
ただし、楽天モバイルは2年目以降が料金が高くなってしまいますので、その際に上記の費用よりお得になるキャンペーンを提供している格安SIMがあれば、乗り換えを検討してみても良いかもしれません。
「組み合わせプラン」の料金と最低契約期間・特徴
楽天モバイルには、自分で利用プランを自由に組み合わせて利用できる「組み合わせプラン」が提供されています。組み合わせプランの特徴は下記の通りです。
- データ容量や通話オプションなど自由に組み合わせることができる
- docomo/au回線を利用できる
- データSIM(SMSなし)はdocomo回線のみ
- SMS機能だけをつけたデータSIM(SMSあり)を利用できる
- 毎月1回まで組み合わせプラン内のプラン変更が無料でできる
- データ容量を使い切ったら通信速度が最大200kbpsとなる
スマートフォンの利用頻度がそもそも低い方や、通話機能をほぼ利用していない方には、「組み合わせプラン」がおすすめです。ただし、組み合わせプランでは月間容量を使い切った後に「最大1Mbpsの通信速度」ではなく、200~300kbps程度の低速モードとなりますのでご注意ください。
「組み合わせプラン」の料金プラン
楽天モバイルの組み合わせプランの料金体系は下記の通りです。なお、ベーシックプランは通信速度最大200kbpsのプランとなっています。
プラン名 | 通話SIM (d/a) |
データSIM (SMSあり・d/a) |
データSIM (SMSなし・d) |
---|---|---|---|
ベーシックプラン | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GBプラン | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GBプラン | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GBプラン | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GBプラン | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
何かあった時の連絡用などでスマートフォンを所持している方は、組み合わせプランで機能や容量を制限することによって、非常に安い金額でスマートフォンの利用ができるようになりますのでおすすめです。
「組み合わせプラン」を2年利用した場合の料金
また、「組み合わせプラン」においても、2年間利用した場合の料金体系についてみておきましょう。組み合わせプランでは、楽天会員割などは提供されていません。
プラン名 | 通話SIM (d/a) |
データSIM (SMSあり・d/a) |
データSIM (SMSなし・d) |
---|---|---|---|
ベーシックプラン | 30,000円 | 15,480円 | 12,600円 |
3.1GBプラン | 38,400円 | 24,480円 | 21,600円 |
5GBプラン | 51,600円 | 37,680円 | 34,800円 |
10GBプラン | 71,040円 | 57,120円 | 54,240円 |
20GBプラン | 114,000円 | 100,080円 | 97,200円 |
30GBプラン | 147,600円 | 132,480円 | 130,800円 |
「組み合わせプラン」の通話料金
楽天モバイルの組み合わせプランでは、通話機能をつけるかも自分で選択することができます。通話機能をつけた音声SIMのプランを選んだ場合は、「20円/30秒」で通話ができる他、楽天でんわアプリを利用すれば「10円/30秒」で電話をかけることもできます。
月額850円で1回10分かけ放題のオプションプランを利用することもできますので、電話を利用する機会が多い方は、オプションプランの利用も検討してみてください。
楽天モバイルへの登録・転出時にかかる費用
楽天モバイルへ新しく登録したり、楽天モバイルから他の事業者へ電話番号を維持しながら転出する場合には、下記の費用がかかります。
- 登録時の事務手数料:3,394円(docomo)、3,406円(au)
- MNP転出手数料:3,000円(1番号につき)
また、SIMカードの再発行や交換、サイズ変更については1枚3,000円がかかるため、新規登録時には間違いがないように確認しましょう。
楽天モバイルと人気格安SIMの料金比較
ここからは、楽天モバイルと人気格安SIMの料金比較をしていきます。他の格安SIMと比較して楽天モバイルの料金プランがどの程度の水準になるのかチェックしてみてください。
比較回線 | 通信容量 | 月額料金 | かけ放題 | 1年総額 | 2年総額 | 3年総額 |
---|---|---|---|---|---|---|
mineo | 6GB | 2,280円 | 850円 | 37,560円 | 75,120円 | 112,680円 |
UQ mobile | 9GB | 2,980円 | 700円 | 44,160円 | 88,320円 | 132,480円 | LINE MOBILE | 7GB | 2,880円 (初月600円) (2~5ヶ月目1,440円) |
880円 | 37,080円 | 82,200円 | 127,320円 |
楽天モバイル (一般会員) |
6GB | 3,980円 (初月1,480円) |
0円 | 45,260円 | 93,020円 | 140,780円 |
楽天モバイル (楽天会員) |
6GB | 2,480円(1年目) (初月1,480円) 3,980円(2年目以降) |
0円 | 28,760円 | 76,520円 | 124,280円 |
楽天モバイル (ダイヤモンド会員) |
6GB | 1,980円(1年目) 3,980円(2年目以降) |
0円 | 23,760円 | 71,520円 | 119,280円 |
上記の比較表を見てみると、楽天モバイルは人気格安SIMの中で「最安」であるとは言い切れないのが現状です。しかし、「容量を使い切った後も最大1Mbpsの通信を利用できる」点と「支払いに楽天ポイントを利用できる」点が大きな支持を得ています。
大手キャリアから格安SIMへの移行であれば、大幅に月額料金が安くなるのはどのMVNOを利用しても同じです。金額以上に、快適に利用できるかという点が格安SIMを選ぶ上での重要なポイントですので、その点においては楽天モバイルは非常に優れているサービスということができるでしょう。
mineoの料金表
mineoは格安SIMを提供しているMVNOの中でも非常に知名度の高いサービスであり、利用者も多い格安SIMです。シンプルでわかりやすい料金体系が人気となっています。
mineoの音声通話SIMの料金表は下記の通りです。
回線 | 500MB | 3GB | 6GB | 10GB | 30GB |
---|---|---|---|---|---|
docomo | 1,400円 | 1,600円 | 2,280円 | 3,220円 | 6,600円 |
au | 1,310円 | 1,510円 | 2,190円 | 3,130円 | 6,510円 |
sotbank | 1,750円 | 1,950円 | 2,630円 | 3,570円 | 6,950円 |
また、mineoの「でんわ10分かけ放題」オプションは月額850円で利用することができます。
UQ mobileの料金表
UQ mobileの音声通話SIMの料金表は下記の通りです。
回線 | 3GB(プランS) | 9GB(プランM) | 14GB(プランL) |
---|---|---|---|
au | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
au (2台目以降) |
1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
「1回10分かけ放題プラン」は月額700円で利用することができます。
LINEモバイルの料金表
LINEモバイルの音声通話SIMの料金表は下記の通りです。
回線 | 3GB | 5GB | 7GB | 10GB |
---|---|---|---|---|
au | 1,690円 | 2,220円 | 2,880円 | 3,220円 |
docomo | 1,690円 | 2,220円 | 2,880円 | 3,220円 |
softbank | 1,690円 | 2,220円 | 2,880円 | 3,220円 |
上記はLINEモバイルの「コミュニケーションフリー」プランであり、LINE、Instagram、Facebook、Twitterの通信量が無料扱いとなります。一般的にこれらのカウントフリーのサービスは「ゼロレーティングサービス」と呼ばれますが、2019年に総務省がルール作りに動いているため、今後プラン変更がある可能性がありますのでご注意ください。
また、「10分かけ放題は」月額880円で利用することができます。
楽天モバイルの料金は楽天ポイントが支払いに使える・貯まる
最後に、楽天モバイルの特徴の一つであり楽天ポイントの利用について見ていきましょう。
楽天モバイルでは、楽天スーパーポイントが貯まり、また支払いに利用することができます。そのため、普段から楽天市場などの楽天関連サービスを利用して楽天ポイントが貯まっている場合には、そのポイントを利用してスマートフォンを利用できるようになります。
楽天モバイルの利用料金は100円につき1ポイント貯まる
まず、楽天モバイルの月額利用料金や通話料金については、100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まるようになっています。
楽天モバイル自体の料金が安いので貯まるポイントの数は多くはありませんが、できるだけ楽天圏内で生活をしようとされている方には嬉しい特典ですよね。
楽天モバイルに加入すると楽天市場で2%分ポイントが増える
また、楽天モバイルに加入することによって、楽天市場での購入時に2%分のポイントをもらう子tができるようになります。
楽天関連のサービスを利用するほど、楽天市場利用時のポイント還元が増えますのえ、楽天市場を普段からフル活用されている方は、スマートフォンを楽天モバイルに切り替えると、よりお得感を感じることができるようになるでしょう。
楽天モバイルの料金の支払いはポイントを利用できる
また、楽天モバイルの最大のメリットは、月額料金の支払いを楽天スーパーポイントで支払えるという点にあります。
楽天関連のサービスを利用しているのであれば、毎月一定程度の楽天ポイントが貯まると思いますので、そのポイントを活用すれば、実質無料でスマートフォンを利用することも可能です。
ポイントを利用するには、基本となる支払い方法を「クレジットカード/デビットカード」にする必要があり、また上限30,000ポイントまで(ダイヤモンド会員の場合は500,000ポイントまで)のルールを守ることが必要です。
楽天スーパーポイントをスマートフォンの月額料金に利用できるのは楽天モバイルだけになりますので、楽天ポイントが貯まる生活習慣のある方は、楽天モバイルの利用を是非検討してみてください。
楽天モバイルはお得感の強い格安SIMサービス
楽天モバイルは利用シェアトップの格安SIMです。スーパーホーダイと組み合わせプランの二つの料金プランから選ぶことができ、自分のニーズに合わせたスマートフォンの利用をすることができます。
単純な料金比較では他の人気格安SIMと比較すると高くなりがちですが、大手キャリアからの以降であれば、そのお得感はほぼ同じです。また、容量を使い切ったあとでも最大1Mbpsの通信速度が利用できたり、料金の支払いに楽天スーパーポイントを利用できるなど、実際に利用する際の満足度が高く、料金に対するお得感はとても高いです。
楽天モバイルの料金がどの程度の水準なのか、利用したときに総額でいくら実際かかるのか気になる方は、是非本記事を参考にしてください。